ロフト

ゆったりとしたロフト

最近はやりの小屋裏収納、通称『ロフト』。
ロフト自体は、特に目新しいものでもありませんが、この部分にも構造的な一工夫を。
全長3.5間(6.37m)の中央に柱が1本あるだけ。

屋根の重さを受ける母屋の部材を大きくして撓まないようにするのは当然ですが、(片流れのため背が高い)小屋組部分が地震や強風を受けた時に、束柱部分に集中する力に対して安全である必要があります。
風上側の束柱が引く抜かれる部分にホールダウン金物を配置。

束柱はおのおの頭部分を梁でつなぎ、屋根面のタルキ+構造用合板と合わせて、安定した構造としています。ちょっと専門用語となりますが、束柱とつなぎ梁による『ラーメン構造』+つなぎ梁と屋根面との『トラス構造』みたいな構造となっています。
地震に対しては、小屋組部分の外壁も構造用合板を張り、建屋と一体として耐力壁となっており、十分安全を確保しています。

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