そもそも(一般的な)木造と非木造(鉄骨造や鉄筋コンクリート造など)の建物の設計ではどんな違いがあるのか・・・
地震に対する考え方は基本的には同じです。
強度の確認の仕方など手法が異なるだけで、どちらも地震が起きたときに安全であるように設計しています。
では設計の仕方の違いとは何か?
鉄骨造の建物と比較しながら説明します。
鉄骨造の場合(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造の場合も同様ですが、)
まず、地震に対して、設計する建物にどれぐらいの力がかかるかを想定します。
この力が加わったときに、この階のこの場所のこの柱にはこれだけの力が作用します。とういうのを求めます。
そうしたら、この作用した力に対して、この部分はどれだけの耐力があるかを求め、この部分が『安全なのか』『危険なのか』を判断します。
一方、木造の場合、鉄骨造と同様にどれぐらいの力が加わるかは想定しますが、各部位にどれだけの力が加わるかまでは求めません。
この力に対し、建物全体として略算的に強度を求め、大丈夫であるかどうかの判断をします。
全体として略算的に強度を求め、大丈夫であるかどうかの判断をします。
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