原子力発電所

1999年9月。
浜岡原子力発電所の現場に赴任。
コンクリートの巨大な箱に驚く。
とにかく馬鹿でかい。
柱2m角。梁成2.5m。壁厚1.3m。鉄筋D51。
タワークレーン9000T・m
鳶100人、大工100人、鉄筋工100人。
コンクリート打設700㎥/日
工事請負金額は、設備が建築の10倍。
設備の設計に合わせて、建築を設計。設備が変われば、建築も変更。
今までの(一般建築をやってきた自分の)常識を覆された。

原子力発電所建設が正しいかどうかは非常に難しい問題である。
プラス・マイナスの両側面を持っていて、どちらが正解かの答えはないだろう。

ただ、原子力発電とはどういうものか、これはみんなが理解する必要がある。
3年半建設に携わり、原子力や原発のしくみについて学び、肌で感じた経験から、これだけははっきりと言えることである。

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