東北地方太平洋沖地震

2011年3月11日午後2時46分 未曾有の地震が東北、関東地方を襲った。

10日経った3月21日現在、死亡(確認)された方は8,649名。行方不明者併せると21,000名を超える。
いかに今回の地震が予想をはるかに上回る大きな地震だったか・・・。

大きな地震が起きるたびに、耐震基準は改正され、より頑丈な建物が建てられるようになる。
そのたびに、頑丈だった(筈の)建物は脆弱な建物となる。
脆くなった建物は補強され強くなって生まれ変わる。

今、16年前の阪神大震災を振り返る。
やはり予想をはるかに上回る未曾有の地震だった。
見るもの全てが目を疑う光景ばかり。
亡くなった尊い命、6,434。

耐震設計の世界においては、さらに大きい地震に対して、さらに厳しい条件での設計に変わっていくだろう。
だが、そんな容易な言葉で片付けてはならない。
あのときの6,434の命は・・・。
今回の21,000を超える命も、また同じ運命を辿ってしまうのでは・・・。

構造設計者として、やらないといけないことが山積みになっているような気がする。
間違いなく起きると言われている東南海、南海地震に対して、6,434+21,000の命を無駄にする訳にはいかない。
今、ここでやらなければ・・・



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